事業概要 Overview

川崎CNブランド事業

2050年までの脱炭素社会の実現に向けては、川崎市の強みである環境技術・環境産業の集積等の強みを最大限に活かし川崎発のグリーンイノベーションを推進していくことが重要となります。

川崎市では、2009年度からライフサイクル全体でCO2削減に貢献する川崎発の製品・技術、サービス(以下、「製品・技術等」という。)を「低CO2川崎ブランド」として認定してきました。

2023年度からは、これまでの取組を継承するとともに、併せて製品・技術等を通じた市民・事業者へ脱炭素化の取組を波及させていくことで、2050年までのカーボンニュートラルの実現を目指した「川崎CNブランド」として実施いたします。

川崎CNブランド等推進協議会(以下、「協議会」という。)では、川崎発の優れた製品・技術等を「川崎CNブランド」として認定するとともに、特に優れた製品・技術等を「川崎CNブランド大賞」として選定します。

川崎CNロゴ
川崎CNブランドロゴマーク

目的

  • ライフサイクル全体でCO2削減に貢献する川崎発の製品・技術等を評価し、広く発信することを通して地球温暖化防止を図ります。
  • ライフサイクル全体でのCO2削減効果の考え方を普及させることにより、川崎市全体の環境意識・スキルの向上を図ります。
  • 地球規模で温室効果ガスの排出削減に貢献している事業者が、市場で適切に評価される仕組みづくりを推進します。
  • 認定製品・技術等を通じたCO2削減の取組を市民・事業者等へ波及させることで、市全体の脱炭素化を促進します。(新)

川崎CNブランドの特徴

  • 市内で研究開発または製造された製品・技術、サービスが対象
  • 製品・技術等がライフサイクル全体を通してCO2を削減しているかを評価
  • 製品・技術等のライフサイクル全体を通したCO2削減量を実際に算定
  • 原材料調達時・製品使用時のCO2排出削減やCO2削減技術の開発等、製品・技術等のライフサイクル全体を通した温暖化防止への貢献を対象

認定基準

  • ライフサイクルでの環境効率の向上
  • 市民・事業者を初めとした社会への波及効果
  • 製品の製造時・サービスの提供時等における脱炭素化の取組

認定基準に加えて、独自性・先進性、地域社会・国際社会への貢献、カーボンニュートラル・資源循環の取組など、川崎市との関連性が強く、川崎らしい製品・技術等を「川崎CNブランド大賞」として選定します。

川崎CNブランドに認定されると…

  • 川崎国際環境技術展(認定証および楯の授与)での認定結果発表会・ブース展示
  • エコプロなどに出展し、全国に向けて情報発信
  • ホームページやパンフレットなどでの広報
  • 川崎CNブランドロゴマークの使用
  • 「市内事業者エコ化支援事業」での優遇
  • 本市に提出する事業活動地球温暖化対策計画書・報告書にブランド認定結果を記載可能

川崎メカニズム認証制度との連携

川崎CNブランド⇔川崎メカニズム 川崎メカニズム認証制度は、ライフサイクル全体を考慮した「市域外での温室効果ガス削減に貢献する量(域外貢献量)」を認証し、当該事業者の温室効果ガスの直接排出量とともに評価するものです。この制度と連携しながら、川崎の特徴・強みを活かした地球温暖化対策の推進を図っていきたいと考えています。川崎メカニズムの認証を受けると、製品・技術、サービスのライフサイクルでのCO2削減量を「見える化」するほか、市条例に基づく事業活動地球温暖化対策計画書・報告書制度への反映、ロゴマークの使用など、更なる特典がございますので、あわせて積極的な応募をお願いします。